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06. 02. 28

ミッションC:+と-のバランス

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新宿 オペラシティ リサイタルホール


ピアノと リードオルガンによる ソプラノのリサイタル
後半のプログラムは リードオルガンで伴奏
100年程前の カナダのオルガン


オルガンの とてもセンスの良いストップで リハが始まった
しかし 歌が強すぎて アンバランス
その指摘を受けて オルガン奏者は オルガンのストップを増やし 音量増大


しかし 杣にとって この選択は 美しいと思えなかった
両者の ボリュームバランスは とれたのだが
全体にボアボアとするだけで 繊細な歌詞の意味が 埋没していく


初めて会う演奏者達だったので 勇気は必要だったが
率直なアドバイスを 伝えてみた
歌を オルガンの美しいストップの音量に 合わせたほうが良い と・・・


西洋のバランスのイメージは 弱いほうを強くしようとする
日本は 弱いほうに合わせて 強すぎるものを押さえる
甘すぎる洋菓子に苦いコーヒーでなく ダシの風味に僅かな塩 のような・・・


すると 歌の伝える表現力が 大きくなった
大きな音量の受動的な鑑賞でなく
ささやきに対する 能動的な鑑賞で より聴衆は音楽に入っていく・・・


演奏者は 実に細やかで 繊細な表現を 試みている
時によって それは よりピアニッシモで演奏するほうが
鮮明に 聴衆の耳と心に 届くことがある


我々の会話でも 大切な言葉 心を込めた温かい言葉は
大声でなく ささやくような 声量だったりする
「愛してるよ」 「大丈夫だよ」 「ごめんね」 「・・・金 貸して」


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Comments

某閑人さま

バランスの悪いやじろべえの腕を、かたや長くしてバランスを取るか、かたや短くしてバランスを取るか・・長くしてバランスをとった場合、振れが大きく大変そう。より中庸を目指して振れを小さくもっていくバランスのとり方のほうが、実は効果があるとは・・・こりゃ、まるでマクロの陰陽バランスの話ですね、ステキ!

大事な言葉、ささやかれるほうが、好きだな~


Posted by: ちかちゃん | 06. 03. 01 at 오후 9:31

To ちかちゃん
ニャルホド そうきましたね!
バランスも 「静」と「動」 があって
現実世界では 静のバランスは あまり存在していない・・・
実際は 時間が影響しているので
ほとんどが「動」のバランス
んんん・・・遠心力と求心力のような・・・
運動し続けるバランスってのが 難しくて本質的だったり・・・
「布ナプキン」のテーマ あったじゃん!
つまるところ ああいった感性のバランス感覚だと思う!
男性だからコメントしにくい内容だったんだけれど
人間として「そうそう!」みたいな・・・

で 大切な言葉 ささやかせていただきやす・・
「サバ イワシ アジ サンマ・・・ 食べたい」

Posted by: 某閑人 | 06. 03. 01 at 오후 11:34

リードオルガンって素敵ですよね。
当たり前ですけど、豪華なハーモニカ、っていう豊かな音。
うちの教会にもたぶん100年近く経ってるリードオルガンが残っていて、ちょくちょく壊れましたが、昨年また治してもらって(長野から来ていただきました!)、また現役として小さい祈祷室での礼拝で活躍しています。
昨年夏のチャーチコンサートでは、そのオルガンを礼拝堂に下ろして、パイプオルガンと聴き(弾き)比べしました。リードオルガン用の日本のいい曲がいっぱいあることも知り(大中虎二とかすっごい名曲あり)、もっと弾かれればいいなと思いました。しかし、壊れると、部品も治す人も少ないという、こまった問題もありますよね・・・残念な事態です。

Posted by: saskia1217 | 06. 03. 04 at 오전 12:56

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