« 2005년 10월 | Main | 2005년 12월 »

05. 11. 30

微妙な中辛

残された人生
たったひとつのメニューを 食べ続けなければいけないとしたら
あなたは 何を食べますか?

杣は 韓国料理の中から 答えそうなものだが
実は カレーライスである
理由は簡単 おいしいし 飽きないから・・・


しかし カレーの辛さの表示は
いまいち 難しい
というか 間違っている!

「辛さは 辛口 中辛 どちらになさいますか?」

杣は これに即答できない
もちろん 辛いほうを食べたいのだが
どちらが辛いのか 分からなくなるのである


世の中の 辛さの順番は以下の通りである
甘口 中辛 辛口 大辛
どうだ! おかしいだろう?

何故 中辛は 辛口と大辛の間に無いのだろう?
甘口と 辛口の 間には
正しくは「甘辛」と ならなければ ならない

だから 杣の頭は 以下の順位になっている
大甘 中甘 甘口 甘辛 辛口 中辛 大辛
どうだ! 美しい配列ではないか!


そんな訳で カレー屋では こんなやりとりになる
「辛さは 辛口 中辛 どちらになさいますか?」
『とにかく 辛いほうを お願いします!』

こんな日本の 情け無いカレー事情を知ったら
インド人もびっくり! 間違い無し!
ガンジーはボクシングを始め サイババは坊主にするくらいの衝撃だ!

| | Comments (3)

05. 11. 29

食間

A 「一番好きなもの 最初に食べる? 最後に食べる?」
B 「俺は 最初かな・・・ だって 最後に食べられなかったら やだもん」
C 「何言ってんだよ 最後まで取っておくのが いいんじゃん!  で 杣は?」
杣 『俺は ちょうどマンナカあたりかな・・・』

そんな ひねくれていた 杣少年だが
彼は 「食間」に食べると 言わんとしていたらしい


薬を飲むタイミングの説明に
「食前」 「食後」 「就眠前」 そして「食間」 
というのがある

彼は この「食間」を 食事のマンナカだと
勘違いしていた

であるからして 大切なものは
食事の マンナカに食べるのが良いと
解釈していたのである

| | Comments (4)

05. 11. 28

チン トン シャン

iso2022jpbgyrcjcokjcq3jcqbkeiggyrcjtqltyvzjcwkiirrjgghkiqqjcqkrxsoqiabjeikkiqkjechkhsoqi5qcgc


欲望 誘惑 そして罠

ねずみ捕りにしては ちっとデカくないか?
そして 中にぶら下がっている エサは
タラの干物

そう これは どう考えても
ネコ捕り としか思えない
野良ネコ用の 罠

これは とあるホールの 搬入口にあったのだが
確かに この近辺には ネコがいた
ちっこい子猫が4匹と お母さんネコ1匹


で ネコ捕まえて どうすんだ? と
誰もが 思うだろう
杣も じっくり考えて 見事に正解を見つけた

ここで 捕まえた猫の 皮は
三味線にすると とてもいい音がする
恐らく 日本一 音楽的なネコの皮だろう


何故なら このホールは 
秩父 ミューズパークにあり
近くには 音楽寺なるものまである・・・

| | Comments (0)

05. 11. 27

ミッションC:大切なライバル

051127_094501.jpg


板橋 成増アクトホール


アルル音楽学園の 発表会
この写真に 写っている楽器
ケンタ こと 深町研太の製作した フレンチチェンバロ

杣には 何故か 頭が上がらない というか
いばれない仲間が 二人いる
一人は 後輩の「うらら」で  もう一人が「ケンタ」

ケンタは 福岡出身の 九州男児
大学を卒業して 埼玉のチェンバロ工房に 弟子入りし
その後 独立し まだ29歳の若さで 数々の楽器を製作している


ケンタと 杣の 唯一の共通点は
二人とも 5月30日に 生まれた・・・
というだけで 後は ナニから何まで 対照的な性格

それでも 杣は 彼を密かに 応援している
恐らく 世界で一番若い チェンバロ製作家と思われるケンタの
「楽器を作る!」という姿勢に 共感しているのだろう


2002年に 独立したケンタは
イタリアン フレミッシュ ジャーマン スピネット
そして 写真のフレンチと 様々なタイプの楽器を 意欲的に製作している

これからが とても楽しみ であると同時に
方向はちょっと異なるが 楽器を作るという点では
良きライバルとして 杣に 心地良い闘争心を もたらしている 

|

05. 11. 26

ミッションC:急場危機


横浜  みなとみらい小ホール


モーツァルトの歌曲を 歌い終え
チェンバロを使う プログラムが終了
会場の拍手の中

舞台袖で 杣は 心から
『お疲れ! Hの根性で 無事に終えることが出来たよ!』
と Hに 握手した


9時に 搬入口集合ということで
杣は 電車で現地に 向かった
楽器は K工房の Hが運搬してくる予定

がしかし 予定時間近くになって
杣の 携帯が鳴る
「渋滞していて 少し遅れます」

今朝は 大分渋滞が 激しいらしい
『了解 多少遅れても大丈夫だから
気をつけて 来いよ!』 
  
だが 数分して 再び携帯が鳴る
「エンストして 車が動かなくなりました・・・」
そう チェンバロを載せた車が 故障で動かなくなったのだ


杣は すかさず 後輩に連絡をした
『杣の車が 駅にあるから 万一の時は出動して欲しい』
幸い 休日だった後輩は 事情を把握し スクランブル態勢に入った

いくつかの 連絡を 各方面にして
とにかく 最悪でも 本番までには
なにかしらのチェンバロを 会場に運びこまなければならない

こうした経験は 杣も 体験している
高速道路で エンジンが焼きつき
ケンタに応援に来てもらって コト無きを得たこともある

Hから 続報が入った (彼は携帯が無いので 公衆電話からかけてくる)
「20キロくらいしか出ませんが なんとか走行可能になりました」
約束より1時間半遅れたが Hは 根性でチェンバロを 運んできた


会場に搬入し 速攻で調律をする 
楽器は冷えているが 暖まるのを待っている時間は無い
そして リハにも 間に合った!

演奏者には ギリギリまで 伏せているつもりだった
余計な心配をさせて 演奏への集中力に
影響を与えかねないコトは 極力避けなければいけない


普段 当たり前のように 楽器を運搬して
幾つものコンサートに 対応しているが
事故などが無いことは 本当にありがたいと 心から思った

そして Hは よくがんばった!
待機してくれた後輩や 関係者以外は 誰も知らないコトだが
今日のコンサートの拍手は Hにも贈りたい!


051126_110301.jpg

| | Comments (6)

05. 11. 25

ダイエット サポーター

iso2022jpbgyrcmyskmsrbjgmbkeiggyrcjualyseqgyhclmpwzw


冷蔵庫で へばりついている 彼は

体脂肪 撲滅運動 会長

そう どんなに 意思が弱い人間でも

憐れみや 同情心が 豊かだったりする

この つぶらな瞳を見よ!

この けなげな姿を見よ!

誰が 彼を引きちぎりながら

冷蔵庫の中の フォアグラ三昧セットを

食べられるだろうか! (最初からネーよ んなモン)

誰が 彼を引き裂きながら

冷凍庫の中の ゴディバアイスを

食べられるだろうか! (だから ネーだろ んなモン)


杣は 彼の体を張った 冷蔵庫防衛作戦に

かすかな感動を覚え 涙し 

冷蔵庫を 諦め 体脂肪を減らすのだった   ・・・はずだが

食卓には コンビニの とんかつ弁当と シュークリームが、、、

| | Comments (4)

業務連絡

さて 杣は 韓国からアジトに帰ってきた
我々も 完全尾行をしていたため
いただいたコメントに レスできずにおり
チョンマル ミアナムニダ (とっても ごめん)

本日の記事と
コメントのレスは
帰宅してから・・・

| | Comments (1)

05. 11. 24

ねずみの恩返し ⑤

アンドレアスは ねずみに
ピアノが弾けないのに おじいさんのために
約束をしてしまって 悩んでいる次第を 話しました


『調律師さん それなら我々に お任せ下さい!
実は あれから子供が90匹も生まれてますし
その曲なら オイラもここで聴いてますので!』


と言った途端 90匹の子ねずみ達が サササーっと
鍵盤やペダルの下に もぐりこみました
180個の瞳が お父さんねずみの指揮棒を 見つめています

そして お父さんねずみが 指揮棒を振り下ろした瞬間
子ねずみ達は 一斉に 鍵盤を押し上げたりしながら
見事にショパンのワルツを 弾き始めたのです!


トーマスおじいさんは 隣の部屋で
静かに鳴り始めた演奏に 耳を傾けていました

あの日のように 色あせたクルミ材の椅子に 深く座りながら
瞳を閉じて もの哀しいワルツを じっと聴いています

左手に しっかりと握られたパイプから
消えていくために生まれた 紫煙が
とめどなく 変化しながら 虚空へ昇っていきます


優しさと 悲しみが 幾重にも刻まれた頬には
閉ざされた瞳から 流れ出た 思い出たちが
ゆっくりと すべり落ちていきました


(ねずみの恩返し 完)

| | Comments (12)

05. 11. 23

ミッションC:ヨン様もびっくり!


ソウル アストンハウス


ヨン様ファンなら すぐに分かる アストンハウス
そう ドラマ「ホテリアー」のロケ地

韓国の牛乳会社の 御曹司の 結婚式コンサート

まあ そこまでは よくある バブリーな仕事


が しかし ここからが テーハミングク

本番調律の途中で スタッフが 話しかけてくる
「エレクトニック ピアノ の 調律は出来ますか?」
杣は もちろん OK

どうやら 披露宴のジャズコンサートのピアノの
調律師が いないらしい


で 運ばれてきたのは
ヤマハの 普通のアップライト


調律時間は 30分 で 慌てて 調律していると
途中で スタッフが 「音を出さないで下さい」と 止めにくる

杣 『はっ?』


背後では なんと ケーキ入刀が 始まろうとしていた…


乾杯 そして 主賓挨拶
その後に アカペラのコンサート
それらが終わって 調律再会


まあ そんな訳で 韓国での
モダンピアノ調律デビューを果たした訳だが
なんだかナー!


30分で 4ヘルツ上げって
ヨン様でも ビビって 叫ぶだろう!
「ビビンバ!」

051123_142401.jpg

| | Comments (2)

ねずみの恩返し ④


それから 1年が過ぎて 
再び トーマスおじいさんの家に
ピアノを調律しに 行く日がきました


トーマスおじいさんは あの日のように
大きな扉を ギギーっと開けて 迎えてくれましたが
なんだか とても淋しそうな顔をしています

アンドレアスは わざと 明るく聞きました
「あのピアノ お孫さんの カール君には
喜んでいただけましたか?」


『ああ 去年は 本当にありがとう 助かったよ
でも カールは 病気で死んでしまったのじゃよ…
そうだ 実は頼みがあるのじゃが 聞いてもらえるだろうか』

アンドレアスは その頼みの内容を聞いて
途方に暮れてしまいました


その頼みとは 調律が終わったら
カール君が最後に弾いた ショパンのワルツ7番を
是非とも 弾いて欲しい というものだったのです


アンドレアスは ピアノが弾けない調律師でした
でも トーマスおじいさんが あまりに可愛そうだったので
ついつい 「わかりました」と 返事をしてしまいました

アンドレアスは ぐったりと 重たい気持ちで
調律を終わらせ 最後に鍵盤を外して 
掃除にとりかかりました


すると そこには 去年のねずみがいました
『調律師さん 去年は助けてくださって 本当にありがとう!
あれれ? とても元気がありませんが どうなさったのですか?』

| | Comments (0)

05. 11. 22

ねずみの恩返し ③

アンドレアスは ねずみに言いました

「ピアノの部品を 食べたりしないと
約束できるかい?」


ねずみは 奥さんねずみをかばいながら
『ハイ 絶対に食べたりしません』
と 震えながらも きっぱりと言いました

アンドレアスは ねずみ達が 可愛そうになり
「分かった でもトーマスおじいさんには 内緒だよ」
と 小さく微笑んで ウインクしました

そして 上着のポケットから 
ちょっと ひからびたチーズを出し
ねずみの前に そっと置いてやりました


それから アンドレアスは
何事も無かったかのように
ピアノを 元の状態に戻しました


「トーマスおじいさん 終わりましたよ
いろいろ 傷んでいましたけれど
もう大丈夫です 安心して下さい」

,
何も知らない おじいさんは
孫のカールが来ることが たいそう嬉しいらしく
コーヒーと ケーキを出してくれました

そして アンドレアスを 送る時も
『ありがとう 本当に ありがとう』
と お礼を言ってくれました

| | Comments (0)

05. 11. 21

ミッションC:卒業演奏会

ソウル クヌアホール


韓国芸術総合学校の 卒業生代表による演奏会
今夜は チェンバロを使用する学部

昨日一日かけて メンテしたチェンバロ
全ての音が出る状態に
一日かかるほど チェンバロは ハルマゲドン状態
どうやってレッスン していたのだろう


リコーダーアンサンブル
チェンバロ ソロ
チェンバロ コンチェルト


3年前 初めて韓国の仕事で 会った学生
見事な 卒業演奏


3年前 この学校のオルガンを
設計しに 来ていた 横田ムネタカ
昼食を共にしながら 間もなく完成する
オルガンの話に 盛り上がった

時間はいろいろなモノを
成熟させている

051121_171701.jpg

| | Comments (4)

ねずみの恩返し ②

『突然 調律をお願いしたりして 本当に 申し訳ないのう
実は明日 孫のカールが 我が家に遊びに来ることになって
おばあさんが死んでから ピアノは放ってあったもんで
ちょいと 診てもらいたいと 思ったんじゃ』


アンドレアスは 温かいキノコのシチューと
黒いパンを 御馳走になってから 
隣の部屋にあったピアノの調律に とりかかりました

その アップライトピアノは
随分長い間 調律していないとみえて
だいぶ 音も狂い 傷んでいたました


調律をして タッチの調整をして
最後に 内部の掃除をしようと
鍵盤を はずし始めました

すると 鍵盤の下に 2匹のねずみが
怯えるように うずくまっています
小さな不安な瞳で アンドレアスを見上げています


アンドレアスは わざと 怖い顔をして
「こんなところで 悪さをするねずみは
ひっつかまえて 殺してしまうぞ!」と
ちょっぴり 意地悪に 脅かしてみました


『調律師さん どうか見逃して下さい
実は 妻のお腹の中には 赤ちゃんがいて
ここから 動けないのです
絶対にイタズラはしないと 誓いますので
今度だけは 見逃して下さい』

ねずみは ブルブルと震えながら そう言いました

| | Comments (0)

05. 11. 20

ねずみの恩返し ①

重くて長い ドイツの冬


すっかり陽が暮れた頃 アンドレアスは 
仕事を終えて 雪が残る 狭い路地を通り
ようやく 家に帰ってきました

扉を開けようと 冷えきったノブに
手をかけようとした時
1枚の手紙が はさんであることに 気づきました


「アンドレアスさん
申し訳ありませんが 今夜中に
我が家のピアノを 調律して もらえないでしょうか?
お待ち申し上げております・・・トーマス・ハッターマン」

アンドレアスは ちょっぴり思案しましたが
面倒くさそうに 今来た道を 戻り始めました
どこからともなく 夕餉の匂いと 湯気が漂ってきます

ひっそりと静まった アリア教会の脇を抜けて
石畳の 細い坂道を 登りきったところに
トーマスさんの家は 佇んでいました


「こんばんは! 調律に参りました!」
大きな扉が 静寂を濁すように
ギギーっと軋みながら 開くと
暖炉の灯りを背にして 老人が立っていました


口髭まで 見事に真っ白な トーマスおじいさんは
人懐こい笑みを たたえながら
アンドレアスを 優しく 迎え入れてくれました

| | Comments (0)

05. 11. 19

ねずみの恩返し 序

ノストラダムスの大予言か
はたまた グランドクロスで
地球が 滅びるかも・・・

と 密かにビビっていた 1999年の夏
杣は 仕事で ドイツのミュールハウゼン
という街に 滞在していた

ミュールハウゼンという 小さな街は
ドイツの ちょうどマンナカに位置しており
「ドイツのオヘソ」 と呼ばれている

その街の ラットハウス という会場で
ある チェンバリストの ラストリサイタルが
開かれたのだが、、、(これは また 別の機会に譲ろう)


その 城壁に囲まれた 古い町並みを歩いて
杣は 「ここだ!」と閃いた

実は 長年あたためていた 
「ねずみの恩返し」という話の
舞台に使う街を 探していたのである

そのイメージに 適した街に遭遇して
杣は ようやく この物語を書き上げることができた


この話は 日本ピアノ調律師協会の
会報113号(2001年1月号)に 寄稿したものを
ブログように アレンジし直したものである

それでは 全五話の 物語を 始めようか…

| | Comments (0)

05. 11. 18

ミッションC:ふたつのミーントーン

大久保 淀橋教会


現代の 「ラ」 の音は 440-442 ヘルツ
という数値の 周波数

ところが 現在のように
周波数が 測定できない時代には
実に 様々な 「ラ」 の音があった

それでも 最近では バロックピッチと称して
415 ヘルツという
現代より 半音低い 「ラ」 の高さがポピュラーになっている

ところが 今夜のミッションは
その ラ が 406ヘルツというもの、、、
杣も 初めてのピッチだ


そして
ドレミファソラシドの 設計図である
「音律」というものも  2種類のものを 用いた

プログラムの
前半は ラモーのミーントーン
後半は アーロンのミーントーン

詳細を説明すると ややこしいわりに
大して 面白くもないから 割愛するが
音楽の響には 重要な役割を 果たしている


そんな こだわりの響の コンサート
演奏は コンヴェルスム・ムジクム
当然 響だけでなく 演奏へのこだわりの温度も 高かった


051118_155401.jpg

| | Comments (2)

三日坊主

051029_105901.jpg


「お前は まったく 三日坊主なんだから!」

杣少年は よく そんなふうに 怒られていた

しかし 杣少年は 「三日坊主」という言葉を

完全に 勘違いしていた頃がある

三日間だけ 坊主になるコトだと 思っていた

でも それは どう考えても 不可能だ

四日目から アフロとか ロンゲに なれる訳ない

ただ 「三日パーマ」なら 経験がある

高校時代 パーマをかけて 先生に見つかって

「この たわけ! パーマは不良じゃ!」

と 四日目には 限りなく坊主に 近くなっていた・・・

| | Comments (1)

05. 11. 17

ミッションC:全日本ボイラー大会


浜松 アクトシティ 中ホール


ボイラー協会なるものが あるらしい
全国の ボイラー技師や その関係者の団体
それは 社団法人

安全の為に 貢献した ボイラー技師達が
表彰されていた 
杣が 初めて知る 別の技術者の世界

第三部の講演で
浜松楽器博物館の館長が
ピアノの歴史について
レクチャーを していた

そして 小倉貴久子の コンサート
埼玉から 運んだ フォルテピアノと
現代の ヤマハの コンサートグランド


帰路の 東名高速で
東の空に ぽっかりと 大きな満月
誘われるようにして 車を走らせた

近づきそうで
近づけない
大きな 満月


051116_172201.jpg

| | Comments (0)

05. 11. 16

故郷の夜景

浜松の夜景

修行に来ていた 16年前は
市の勤労青少年寮から 眺めていた

遠くに 青く光る
新幹線のパンタグラフの 火花に
何度も 東京に帰りたくなった


今 駅のそばにある アクトシティホテルから
当時の街並みを 見渡す

浜松は 変わった
杣も 変わった

当時 見つめていた 将来に 今の 自分はいるのだろうか
今 見つめている 将来に
自分は 生きてゆけるのだろうか


挫折しながら 失敗しながら ブカッコウでも いいから
自分の方向に 生きてゆきたい

051116_185301.jpg

| | Comments (3)

体脂肪の減らし方

051023_161701.jpg


実に 理想的な ボディの持ち主だ

体脂肪は 10%を 切っている

これは 食事制限だけでは 不可能だ

写真から 分かるように

筋トレが 不可欠なようだ

この写真は 正しい スクワットの仕方だが

何故か 大きなスリッパが 足元にある

ここから 学べる教訓は

いつ いかなる時でも 筋トレを かかすべからず、、、

といった ところだろうか

しかし 美しい シルエットだ!

|

05. 11. 15

公開排泄

mk_035


女性は 男性便所の 実態を
あまりに 知らなさ過ぎる と思う!

男性便所の 大便用便器には
囲いなど 無いのだ! (カッコイー!)

男子たるもの 堂々とだな
その ウンチョスをだな ブリブリするものなのだ!


というのは 冗談
写真は 韓国のサービスエリアの トイレ

どうやら 子供用の 便器らしいのだが
観察している限り このチビ便器は 使用されていなかった

恐らく お父さんが 子供のズボンを ひきおろし
「パリ ヘラ!」 かなんか言って 用を足させるのだろう


杣は 誰もいなくなったら 是非 座ってみたかったのだが
そのチャンスは 最後まで 訪れなかった、、、

もっとも 重量オーバーで 座った瞬間に バキッとか破壊したら
竹島よりも 反日感情を 煽りそうな気が しないでもない・・・

|

05. 11. 14

フナ焼き

mk_085


韓国版タイヤキの 「フナ焼き」
地方や 店によって 大きさも それぞれだが
4個で 100円くらい (写真は プサンのモノ)

「スパイ イ・チョルジン」という映画で
チンピラが フナ焼きを食べながら
歩くシーンがあって 「うまそー」と思った

屋台で 「一個下さい」 と言っても 売ってもらえなかった
で 「千ウォン分」 と言うと そそくさと 包んでくれた
冷たい手に 温かさが 広がる

これからの 寒い季節は 
フナ焼きなんぞ ほおばりながら
ハングルに 包まれるのも ヘンボカダー! (幸せだ!)

| | Comments (7)

05. 11. 13

ミッションC:ロ短調

051113_165901.jpg


大船 玉縄和田ホール


オープニングコンサート 第2弾は
フルートと チェンバロの アンサンブル
満席で 熱気溢れる 空間となった

フルートの 荒川洋は 
自身の作曲した作品も 披露した
作曲をする 演奏家の音楽は 一味違う

チェンバロの 辻本彩との
演奏 そして 軽快なトークに
聴衆は 大いに満足した 拍手を贈っていた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


杣が チェンバロと出会ったのは
桐朋音楽大学内の 調律事務室に 勤務してた頃
古楽器科の 教室の担当に された時だ

最初 杣は チェンバロに 愛着が無かった
「俺は ピアノ調律師なのに 
なんで こんな楽器やらなきゃいけないんだ・・・」

それでも どんな音楽を やるのか知らなければと
講師陣が演奏する CDを 学生にダビングしてもらって
狭いアパートで ひっそりと聴いてみた

その中で バロック時代のフルートの 演奏を聴いて
「なんじゃ こりぁ!」と ぶったまげて
ピアノ以外の鍵盤楽器にも 真剣に取り組もうと 決心した

そのCDの 冒頭に録音されていのが
バッハ作曲 フルートとチェンバロのソナタ ロ短調 
この曲を聴くたびに あの出発点を 思い出す


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


プログラムの最後は 
和田女医の たっての希望で
バッハの ロ短調の ソナタだった

| | Comments (2)

05. 11. 12

破談

051112_144701.jpg


日本ファーストフード協会の 発表によると
「モスバーガー」 と 「ウェンディーズ」 が
合併計画を温めていたが 破談に終わったことが分かった

両社の合併計画は バーガー類の 包装用紙のデザインまで
順調に進んでいたが サイドメニューでの
交渉がまとまらず 決裂したという

モスバーガー側は ウェンディーズの 「チリ」の
販売停止を 提案したが
ウェンディーズ側が これを頑なに拒否
かくして 交渉は 決裂した模様


モスフード代表の ジョージ・ブッシュ社長
「俺は 豆が嫌いなんだ!
ノー モア ピース!」

ウェンディーズ代表の 水曜社長
「かぼちゃだの とうきびだの シェークにすれば 
いいって問題じゃ 無いだろう!」


なお 両社の交渉再開の見込みは たっていない・・・


************************

注) 写真は 韓国のハンバーガーショップのものです!

************************

| | Comments (2)

05. 11. 11

オッペケペー

051111_112101.jpg


帚木蓬生が著いた 「薔薇窓」 
1900年 パリ万博で沸く パリ市民の日常
遠すぎず 近すぎない 近代の日常

それから 百年の間の 日常の変化は
それまでの 何百年分にも 相当するような 気がする
そして これから百年後は どのような日常が 来るのだろう


この百年で 音楽も変わった
録音文化の繁栄によって 
演奏者がいない場所で 音楽が聴ける

好きな時に 好きな場所で 好きな曲を 
ボタンひとつ押せば 聴くことができる
これは 奇跡なコトだが 今は ただの日常


1900年の パリ万博で 
オッペケペーを歌う 日本人がいた ・・・川上音二郎

彼の 誕生日は 1月1日
亡くなったは 1911年11月11日 

今の世を 彼は どんなオッペケペーに するだろう
日常は 大きく変わったが
案外 同じようなオッペケペーに なるかも知れない

| | Comments (2)

05. 11. 10

猿の惑溺性

051109_124701.jpg


「猿蟹合戦」 ・・・有名な昔話


この お話の教訓は
悪いコトしたやつは
必ず 報復されるぞ!
ってな トコでしょうか

いやいや ちょっと待った!
この話 実は 加筆修正されていたのです!
そう お上の好きな 捏造歪曲話なのです!


オリジナルの 前半は ほとんど削除されてます
概略は こんな感じです、、、


リバーサイド・リゾートの 開発で
地上げ屋を やって ボロ儲けしていたのが
クラブ商事の カニエモン社長

カニエモンの 傍若無人な ハサミ地上げに
動物達は しぶしぶ 立ち退きを 強いられ
中には 自殺や 心中した者も 少なくなかったようです

これに 業を煮やした 開発反対グループが
モンキージャイアンツの トーキチロー投手に
カニエモン暗殺を依頼し メデタシ メデタシ! の ハズでしたが・・・


では 一体 誰が この話を 歪曲させたのでしょうか?
それは・・・ 後陽成天皇


文禄元年(約四百年前)
大日本帝国の ドンとなった 豊臣秀吉は
明を攻略せんと 朝鮮に兵を出しました

4月12日に プサンへ上陸した 日本軍は
6月15日には ピョンヤンをも 制圧して
破竹の勢いで 朝鮮を侵略して 行きました

これに ビビったのが 後陽成天皇
何故なら 明を占領した あかつきには
秀吉は 天皇を北京へ 左遷しようと 企てていたからです


カニ座の カワイコちゃんを はべらせていた
後陽成天皇は 職権乱用して 「猿蟹合戦」を 書き直させました
にっくき 猿将軍秀吉に ささやかな 抵抗を試みたようです

ところが この 「新猿蟹合戦」を読んだ 秀吉は 
かなりへこみ 気落ち 落胆 憂鬱 成仏 コロボックル・・・ 
2度目の 朝鮮出兵の最中に 死んでしまったのです!


っえ? なんで 秀吉が気落ちしたかって?
そりゃ アナタ よく言うじゃないですか
「猿も 気から 落ちる」って!


| | Comments (2)

05. 11. 09

生演奏

051107_124601.jpg


新しい 鍵盤楽器の

お披露目コンサートに

ようこそ!


今夜の曲目は

もちろん

「ネコ ふんじゃった!」

| | Comments (2)

05. 11. 08

自分の密度


最寄駅から 杣のアジトまでは
歩いて 30分くらいかかる
有酸素運動には 適した距離かも知れない


駅からの 帰り道
比較的 最近できた 黒目川の橋で
黒い服を着た 大勢の人と すれ違った

更に 行くと
テレビの中継車や 報道陣
そして 普段着の野次馬が 道路に溢れていた


杣は 帰宅してから 
インターネットのニュースを見て
彼女が 亡くなったことを知った

杣のアジトには  
テレビも 新聞も 無い
情報は 能動的にならなければ 素通りしてしまう


どれだけの 長さ では無く
どれだけ 自分の密度で 生きたか

その密度で 考えるなら
モーツァルトより 少し長く
ショパンと ほぼ 同じ長さを
彼女は 自分の生き方で 駆け抜けたと思う


「神が与えし 唯一の平等 それは 死 ....Ma Ayak Xomon 」 


051108_205301.jpg

| | Comments (2)

05. 11. 07

ウサギの沈黙

051103_123102.jpg


「ウサギとカメ」・・・ 有名な昔話

この お話の教訓は
カメのように 鈍足でも
諦めなければ 勝利できる、、、
ってな トコでしょうか

いやいや ちょっと待った!
この話で 本当に偉かったのは
むしろ ウサギのほうでしょう!

だって 負けたことが 分かっていたのに
途中で棄権もせずに ゴールしたのですから!
(杣なら 負けが分かった時点で ずらかりますね)

勝負という 一時的な結果で敗北しても
最後まで走り続けた ウサギは
自分の弱さには 見事に勝利しています

この ウサギの 「自分への勝利」 
というのが この話の 
本当の教訓だったのです


では いつから この話の教訓が
変えられてしまったのでしょう、、、

実は このウサギとカメの競争は
慶雲3年(約千三百年前)に
出雲の町内会で 開催されたようです

で 当時は このウサギの 勝利無きゴールに
見守っていた カメ陣 ウサギ陣 両陣営が感動し
ふたつの教訓を 記したそうです

しかし その後 古事記がベストセラーになり
その中で ウサギは サメを騙くらかした
ケシカランヤツ! ということで 現在に至るそうです


当時 その競争のタイムキーパーをやっていた
元 大日本帝国亀連合の副会長 亀甲曼さんに
お話を聞いてみました (多少聞き取りにくいですが、、、)

「いんやー オラたちゃ ハ 亀吉が先に ゴールばするとは
思いもよらなかったけん ホンマに抱き合って 泣いとったんだべ

んだども いぐら待ってもハ ウサ太郎が 来んかばってん
警察さ 届けんかと 青年団の連中が 思案しちょったとですたい

そんだばハ 薄暗くなってから ウサ太郎が 
全速力で 息さ切らして 駆け込んできたどきゃあ
ハ アンタ どんだけ感動サしたか 分がっか! (当時を思い出して涙、、、)

んだどもサ ホレ 当時を知らん 若モン達が
右翼の機関紙 「古事記」サ読んでよ 
ウサギは 反体制派だどか ぬかして
カメだけの 手柄にしちまったんだぎゃ」


っえ? なんで こんなインタビューが出来たかって?
そりゃ アナタ よく言うじゃないですか
「鶴は千年 亀は万年」って!


(干支が兎の杣は どうしてもウサギを擁護したかったらしい、、、)


| | Comments (5)

05. 11. 06

ピアノの巨匠たちと共に

051106_113101.jpg


晴海 第一生命ホール


グールド、ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、ギレリス、、、

かの有名なピアニストの巨匠達の
調律師として 活躍していた
フランツ・モア の講演&コンサート

午前中は 公開調律!
のはずが、、、
フランツの トークショー

通訳と 噛み合わず
可愛そうな通訳は 途中から 長嶋監督状態
「調律が テイク ゴーイングで、、、」
(それ 訳してませんから、、、)


夕方の講演までの間に
カフェで 偶然 フランツと遭遇
迷わず 幾つかの質問を ぶつける
(アレック・ワイルの日本語、、、ほとんど分かりませんから、、、)


5時からは フランツのトークショー
通訳の 中村菊子が ナイスキャラ!
延々 1時間半も続いた

それから NYスタインウェイを使っての コンサート

と まあ これが日本ピアノ調律師協会の
企画した イベントでありました!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

調律師しか 分からないかも 知れないネタ

「スタインウェイ戦争」という本
読んだ人も いると思う

政治的 力学的 なことに 関心は無いが
実際に 高木クラヴィアの ピアノを使っての
コンサートを 聴きに行けば 分かることだが、、、

好き嫌いや 良い悪い といったレベル以前に
楽器と 調整のクオリティーは
高木クラヴィアの NYスタインウェイの方が
はるかに 音楽的ですから!

それだけは 業界的に ニュートラルな立場の
ただの調律屋でも いや ただの 一音楽愛好家として
ボヤかなければ いけないくらいの ギャップがありましたね

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

閑話休題

普段 自分は 本当に
音楽に真摯な 演奏家達と
仕事をさせてもらっていると
つくづく 感謝した 長い一日だった 

チョンマル カムサハムニダ!


|

05. 11. 05

カードを入れて下さい

051101_202001.jpg


テポドン 本日 無事に 退院しました
お騒がせ致しました


さて そのテポドンも ETCになったのだが
この器械が よく しゃべるんだな、、、
電子の声って 実に 耳障りな訳で

で エンジンをかけると
「カードを入れて下さい」 と
エレクトリックガールが 話しかけてくる
推定年齢 35才くらいの 秘書のようなソプラノで、、、

これが なんとなく
命令されているような気がして
ちょっと 面白くない

高速乗らないのに 
愛想も無く バカのひとつ覚えみたいに
「カードを入れて下さい」

で どういう話し方だったら
カードを入れたくなるか
考えてみた


小泉首相の声で
「カード無くして 成長なし!」
「カードにできることは カードに!」
(なんだか緊張しそうか、、、)

ちびまるこの トモゾウの声で
「まるこや カードが無いんじゃないかのう?」
(いいんだよ これくらいの方が、、、とか反発しそうか、、、)

さざえさんの いくらちゃんの声で
「チャーン ハーイ バブー」
(って これしか しゃべれないしな、、、)

ジーコ監督の声で
「オブリガート!」
(少しは日本語覚えろよ!  って 声 高いしな、、、)

山口百恵の声で
「邪魔にしーなーいーでーよ!」
(すいません って謝っちゃいそうだしな、、、)

マルシアの声で
「カードを お入れになって ございます」
(敬語の使い方 間違ってるしな、、、)

アイフルのチワワの声で
「御利用は 計画的に」
(しゃべってんの チワワじゃないしな、、、)


・・・うーん やっぱり無理があるな、、、
いや!  いいのが あった!

エレクトリックな 秘書の声でいいから
「カードを」 と 「下さい」 を 
はぶいて しゃべってくれればいいんだ!

・・・ムフフ

| | Comments (3)

05. 11. 04

意思の強さ

051103_122801.jpg


ダイエット してみました

おかげで 体脂肪0%に成功!

これも ひとえに 

皆様の おかげです

|

05. 11. 03

樹木 そして 地球

051103_155902.jpg


高尾 多摩森林科学園


「地球の響」と題したシリーズ
地球の3大元素 鉱物・植物・動物 を巡る
シリーズの2回目は 「植物」
ピアノに使われている木材を
生きたまま 見よう! という企画

日本ピアノ調律師協会のメンバー 12名が集合

2時間ほどかけて
インストラクターの説明を 聞きながら
森林の中を 歩く

ピアノになじみ深い ブナ カエデ エゾ松、、、
チェンバロとゆかりのある 朴 シナ 桂、、、
わずかに紅葉した中の 森林浴


「竹は樹木なんですか?」
「形成層の中は 上下の移動があるということですね?」
「寒い時期に木材を伐採するメリットは?」
幾つもの疑問が スラスラと解決されてゆく

そんな 樹木に関する話から
それを取り巻く 森林の話へ
そして 環境 
ついには 地球

ミクロな話題は
いつしか
マクロなテーマに 
辿りつく


木材を使用するということは
樹木が生長している間に蓄えた
CO2を 蓄えたままにできるようだ

つまり 
楽器を作るということも
温暖化防止に
些やかながら
貢献することになるらしい、、、


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

面白いエピソードがあった

インストラクターの人が
「今日は板前さんの一行が
おいでだそうですが どなたですか?」

一同 まわりを見渡しながら 首をかしげる

そのうち 一人が気が付く
「それって 調律師と 調理師を
間違えているんじゃない?」

一同 爆笑


調律師は しばしば
調理師 や 調教師 と
呼び間違えられる、、、、

| | Comments (0)

ふたつの誕生日

pichan

タマゴを 産んでくれた日と

タマゴから 出てきた日と

僕の誕生日は 

どちらなのだろう

| | Comments (4)

05. 11. 02

最初の一人

051031_201601.jpg


試食コーナーの 楊枝の残骸

しかし これは 不思議だ

使い終わった楊枝が 

みんな刺さっている

ポイと 捨てれば良いのに

わざわざ 刺してある 


これは 恐らく

最初に試食した人が

エイッ と 楊枝を刺したのだろう

すると 次の人も

ナンだか エイッと 刺さなければ

いけない 気持ちになって、、、

もはや 誰もが それに続いたのだろう


これで お分かりのように

何でも 最初の一人に なってしまえば

やったモン勝ち! なのかも知れない

ただ 最初の一人に なれる確率が、、、

| | Comments (5)

05. 11. 01

待ちぼうけ

051023_072201.jpg


彼は 今日も 待ち続けている


待つ ということは
信じる ということ
何かを信じるということは
まず 自分を信じる ということ
それが 本当の「自信」かも知れない


待つ ということは
信じる という エネルギーを燃やして
時間 を浪費すること
時々 疑心や 失望や 憤慨という 
副産物まで 生成してしまう


それでも 彼は 今日も 待ち続けている


目標が達成されることを 信じて
その時が来るのを 信じて


生きている限り
何かを 待ち続けている

| | Comments (5)

« 2005년 10월 | Main | 2005년 12월 »