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05. 09. 30

公開リハーサル

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オーケストラシンポシオンの
公開リハーサルが 
西東京市の こもれびホールで 行われた

これは 普段 クラシックのコンサートを
聞くことのできない
小さな子供と
そのお母さんを 対象としたものだ

リハーサルで 音楽が作られていく様子
ステージに上がって 楽器のそばで音楽を聞くことなど
大人であっても 普段なかなか体験できないことだ

ステージというのは
あくまでも 演奏家がいる場所であって
演奏家と聴衆を 隔てるものではない
そんなコトが うまく伝わってもらえれば良いのだが、、、

さて このリハーサルの本番は 10月2日
モーツァルトの 2曲の交響曲と ピアノ協奏曲
普段 聞くことのできない
モーツァルト時代の楽器で どんな演奏が聴けるだろうか
杣も 大いに楽しみにしている

http://www.nishitokyo.or.jp/komorebi/


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05. 09. 29

ミッションC:バロック再考

 西東京 こもれびホール


杣は 前日に搬入した 
3台の楽器の 調律を始める

オルガン と 2台のチェンバロ

オルガンは 温度が上がると
ピッチも 上がる

チェンバロは 温度が上がると
ピッチは 下がる

3台の楽器は 全て同じ調律にしなければならない
リハ開始数時間前から ステージの温度管理に入る


本番は オルガンとチェンバロ
2台のチェンバロ など
16世紀から 18世紀までの
様々な鍵盤曲を 2名のチェンバリストが弾く

プログラム最後の バッハのコンチェルトに
杣は ノリノリ!
音楽を邪魔する調律にならなくて
とにかく 安堵する


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05. 09. 28

荒川事件 完

「競い合う カメラマン」


おばさま方の 喧騒の中でも
カメラマンは 辛抱強く
その瞬間を 待っている


「俺って人気者、、、ウププププ!」

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バシャ バシャ バシャ! (カメラマン 一斉写激!)


「ファァァー ねみー!」

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バシャ バシャ バシャ!


・・・・あれから2年が過ぎた
ヤツは 今 どこにいるのだろうか
荒川は 今日もタマを 待っている


「それじゃ みなさん 御機嫌よう!」

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バシャ バシャ バシャ!


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   今日のオマケ

   http://type1.charamil.com/analyze/analyze_1.php
   「杣は かなり 孤立した 偏屈な 性格でした、、、」

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05. 09. 27

荒川事件 ⑥

「不思議な非難」


偶然 その場で知り合った オバサマ方の会話
それぞれの 異なった情報と 憶測が
新たな 都市伝説を 更に 歪曲してゆく、、、

「でも なんで荒川に 来たのかしらね、、、」
『そりゃ 横浜より埼玉の方が 暮らしやすいからよ』
「そういえば ウチの親戚も 同じコト言ってたわ」
『物価だって違うし 汚染もひどいらしいわよ』

アザラシに 物価は関係ないだろう
それに アンタの親戚は アザラシじゃ ないだろう

「タマちゃんは 毎日 東京湾まで行ってるのよ」
『本当? 何しに行ってるの?』
「なんでも エサを捕りに行くみたいよ」
『じゃあ 毎日何百キロも 泳いでるの?』
「そうそう アザラシは千キロくらい 平気で泳げるのよ」
『だから あんなに 太ってるのね』

デマと 勘違いが 平然と展開していく
誰も 苦笑しながら 聞き耳を たてている

「それなのに 白装束の人たちが 勝手にエサをまいてるのよ」
『でも エサは東京湾で食べるんでしょ?』
「そうなのよ 全く無駄になるのに ホタテやエビをまいてるのよ」
『まー それじゃあ ホタテにも失礼よね』

さすがに ここでは ガマンしていた群集も
声を殺した分 肩が大きく笑っていた、、、
念のために 付け加えるが、、、これは ノンフィクションである


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   今日のオマケ

   http://www.sankei.co.jp/news/050917/sha022.htm
   「ダチが鬼デンしてくるから 久プリしたら はずい、、、」

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05. 09. 26

ミッションC:アンサンブル14

  お茶の水 カザルスホール


杣は オルガンの後に 調律
演目は「マタイ受難曲」

アンサンブル14の 14は
B=2
A=1
C=3
H=8 の合計だそうだ

そう BACH バッハを愛している合唱団

アリアは 合唱団の中から
入れ替わり 立ち代り 
何人もの人が 歌う 新しい試み
全員参加の マタイ受難曲

前半70分 後半90分の 大曲
指揮者 辻秀幸と メンバーは
最後まで 集中していた


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http://www.ensemble14.org/

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05. 09. 25

韓流オールスターサミット2005

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さいたま新都心駅から さいたまスーパーアリーナに向かう
人 人 人 それも女性ばかり 1万人以上、、、
年齢からしても これが本当の 「年増宴(としまえん)」

グッズは諦めて会場に入るが 男性トイレは 
入口の1箇所のみ!
残りの男性トイレは 全て女性用に変身

座席は 前から2列目 正面では無いが
ステージまでは 7メートルくらい、、、
正面までは、、、30メートルくらい

のっけから イ・ビョンホン
俳優・歌手・俳優・歌手 を繰り返し
俳優の最後は チャン・ドンゴン
そして 歌手の最後は、、、、ピ!

杣は このコンサートの為に
韓国で ピのCDを買って予習していたのだが、、、
(韓国中継 8月27日 「決裂か!?」 参照)

はっきり言って 予習は必要なかった
とにかく それまでの歌手や俳優と違い
ステージに登場した時点で オーラが違いすぎる

男性の杣から見ても とにかく かっこイイ
ピの単独ライヴに 行きたいと思った
わずか数十分のステージで そう思わせた モシッタ!

詳細は 10月1日の夜 スカパーで放映されるらしい


P・S
チャン・ドンゴンへのインタビューの中で
「大阪のメグさんからの質問です
ダイエットは どうやってやったのですか?」
と ありましたが、、、
メグヤ! テダネ! チュッカヘ!

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/25/20050925000020.html

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05. 09. 24

埼玉スーパーアリーナ

人 人 人 !
ほぼ 女性!


韓流スターの
ステージまで
7メートル!

間もなく開演!


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荒川事件 ⑤

「おばさんパワー全開!」


ある 気の良さそうなお兄さんが
高そうな 双眼鏡で タマちゃんを見ている
そこへ 3人組の オバサンの一人が 近寄る

「あら あなた 立派な望遠鏡ね (双眼鏡なんですけど、、、)
これ 高かったんじゃないの? 素敵ね!
どんなふうに見えるの? ちょっと貸して?」

『・・・あ どうぞ』(気が良さそう、、、でなく弱そうでした)

「まあ 凄い! とっても良く見えるわ!
ハナのアナまで バッチリ見えるわよ! (どこ見てんだか!)
ちょと 杉本さん あなたも見せてもらったら?」

「あら 本当に 良く見えるわ!」
「ねっ ハナのアナまで良く見えるでしょ?」
「本当! ハナのアナまで良く見えるわ!
「あなた そろそろ立花さんにも 見せてあげなさいよ!」
「私はいいのに、、、でも せっかくだから それじゃ、、、」

その双眼鏡 お兄さんのモノですから
勝手に又貸し しないで下さい

それから 倍率 高いのは分かりますけど
ハナのアナ ばっかり見ないで下さい
一応 アゴヒゲアザラシ ですから

周りにいた群衆は 声をかみ殺して 笑っている
全く 気づかずに 十分以上も 
3人で わめきながら 双眼鏡を覗いていた、、、


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   今日のオマケ

   http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/22/20050922000030.html
   「さいたまに 雨が来た! ピガ ワッタ!」

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05. 09. 23

荒川事件 ④

「野次馬の心理戦争」


野次馬が集まると
どんな人見知りな者でも
平気で 知らない人と 会話をしている

ある意味 集まった群衆の心は
注目しているモノへ向かって
ひとつの方向を 向いている


ただ その中でも
ささやかな序列競争が
したたかに 繰り広げられている

タマちゃんについて 誰にともなく
解説を始める オジサンがいる
最初は 得意になって吹聴する

ところが 「いや それは違う」と
もっと新しく 具体的な情報を語る者が現れると
それまで得意だったオジサンは 
急に卑屈になり「そうなんですか」と
ヘラヘラしながら 下手に出てみたりする

こんなことが 何度か繰り返されていくうちに
今日の「タマちゃん博士」が 暗黙のうちに決まり
序列は 安定してくる

ポイントとしては
なんでもいいから 「具体的な数値」や「固有名詞」を出すことで
大抵の人は 意味も分からずに 感心するようだ


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   今日のオマケ

   http://www.asahi.com/national/update/0922/TKY200509220323.html
   「最近の家庭菜園は いろいろなものが あるらしい」

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05. 09. 22

ミッションC:カンビスト・コンソート

西東京 こもれびホール


今や サッカー日本代表の
大黒選手を知らない日本人は モグリだろう
その大黒選手が所属しているのが「ガンバ大阪」

ヴィオラダ・ガンバ という楽器がある
「ガンバ」はイタリア語で「脚」を意味する
脚ではさむ 弦楽器 といったところか、、、

今夜のミッションは このガンバのコンサート
高音の小さなガンバから 低音の大きなガンバまで
四重奏や五重奏 そしてチェンバロも加わる

曲目も ルネッサンス時代から 現代曲までと幅広い
複数のガンバが ハモッた瞬間
やわらかなオルガンの響に包まれた 錯覚へ陥る

廣瀬量平の「高雅な猫のための組曲」
ガンバの新たな可能性を 広げてくれる
同時に 鍵盤楽器の限界を 痛感してしまう


http://www.ykvc.jp/index_j.html


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荒川事件 ③

「嗚呼 小林組」


更に 行くと 再び看板に出くわす
今度は カラーで 立派なものだ
明らかに カネがかかっている

それも そのはず
スポンサーは 「小林組」だ
企業というのは 全く抜け目がない

これで 小林組の株が一気に上がっていたりしたら
「お主もナカナカのワルよのー」
「いえいえ お代官様こそ」
(二人一緒に不敵に)「フッフッフッフッ」、、、、、


と そこに現れたのは
黄色いヘルメットで武装し
赤灯を手にした 作業服姿のオジサン、、、

「本日 タマちゃんが います
どうぞ こちらです!」と
親切に誘導してくれるのである

工事車両など 一台も見かけなかったが
この人も 小林組の組員かも知れない
「小林組の悪口 言わなくてよかった、、、」

小心な杣は そっと胸をなで下ろしていた


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   今日のオマケ

   http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/21/20050921000075.html
   「ハン・ソッキュの新作映画なのですが、、、早くスクリーンで会いたい!」

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05. 09. 21

アルツハイマーの日

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忘れたいことは

「忘れたい思い出」 として そっと飾ってあるのに

忘れたくないことは

「忘れてはならない記憶」 として 

厳重で乱雑な引き出しに 詰め込んでしまう


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05. 09. 20

荒川事件 ②

「綱吉激怒!」


群集に近づくと 奇妙な看板に出会った
「これより先 愛犬を入れぬよぅに 
ご協力 お願い致します」

看板といっても ダンボールだ
字は 妙に達筆なのだが
なぜ「ぅ」だけ 小文字なのだろうか

いやいや それよりも
これが お犬様将軍「綱吉」の時代なら
こんな看板を書いただけで 市中引き回しの刑だろう


この看板を見て 杣はふと あるニュースを思い出した
NHKの第一放送だったと思うが、、、
「釣り針を 目の上に刺したヤツが アラカワにいる、、、」

ヤツは 横浜の市民権を得ているハズだ
そんなヤツが 何故 埼玉県に居るのか?
杣は ずっと自分の聞き間違えだと 思っていた

だが この看板 この群集 
もはや 聞き間違えどころでは無く
確実に ヤツは荒川に 来ている!


杣は 更に 一歩 群集に近づいて行った


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   今日のオマケ

   http://tokyo.txt-nifty.com/fukublog/2005/09/post_9bb8.html
   「これが 本当でも 何故 ネコなのだろう、、、」

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バスの日

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1903年 

日本で初めて 

バスが運行したらしい

1903年 

アメリカでは

ライト兄弟が 世界で初めて

空を 飛んだらしい

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05. 09. 19

荒川事件 ①

「荒川の群集」

仕事を終えて 家路につく杣
荒川に架かる 秋ヶ瀬橋を 車で渡っていた
やや渋滞気味で 橋の中ほどで ブレーキを踏む

と 左手の川原に 大勢の群集が 集まっている
「ん? ドザエモンでも あがったか?」
川原の外側の車道には テレビの中継車もでている

信号が変わったのか 車はノロノロと進みだす
がしかし 視線は川原の群集に注がれたまま
「パトカーや 救急車は 来ていないな、、、」

もし 杣の家にテレビがあれば
いや せめて 杣が新聞でもとっていれば
この事件の全容は 容易に理解できていただろう

好奇心と皮下脂肪で覆われた 杣は
「何かある!」と思い立ち 車を路肩に駐車させ
ゆっくりと 土手を登っていく

そして 群集を目指して 歩き始めた


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   今日のオマケ
   
   http://www.asahi.com/photonews/TKY200509180189.html
   「かぐや姫が ハイジャックした 旅客機?」

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05. 09. 18

荒川事件:序

かつて 脚光を浴びた人々
かつて 注目されていた人々

メディアから 名前が薄れていくだけで
「ああ そんな人 いたね」
何故か 過去形にされている

がしかし 彼らは 現在進行形で
今も どこかで 生きている

記憶は 薄れていくというより
新たな情報の中で
埋没されていくだけ なのかも知れない

「友達なら 当たり前!」と 
メゾソプラノで叫んでいた アルシンド
彼は 今でも どこかで 
ボールを追いかけているかも知れない

世界を魅了した コマネチ
彼女も 今は どこかで
良き 母親になっているかも知れない


今となっては もはや都市伝説のように
記憶から薄れていってしまった
 「荒川事件」

杣は 偶然 その現場に居合わせていた
ここに 何枚かの写真と共に
当時を振り返ってみたいと思う

なお この連載は 
当然 ノンフィクションであることを
付け加えておこう


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   今日のオマケ

   http://www.moonsystem.to/
   今夜は満月! お月見日和!

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05. 09. 17

広すぎる部屋 :追記

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「広すぎる部屋」を書いてから
すでに 1年半が 過ぎようとしている

ジローは まだ 広すぎる部屋に 行ったまま、、、


杣が 実家にジローを預けて 半年ほど経った ある日
杣の留守電に こんなメッセージが届いていた

「もしもし 我孫子のジローです
お兄ちゃん 元気にしていますか?
こちらは 僕も おばあちゃんも おじいちゃんも
みんな 元気にしています
たまには 僕に会いに来て下さい またね」

杣の母親が ジローになりすまして 話している

というより このメッセージの言わんとしていることは
「ジローは すでに 我が家のもの」
という宣言でもある


杣は 「やられた!」 と思ったが
まあ それも良いか と 納得もしている

杣の実家では 18年飼っていた犬が その春に逝ってしまった
両親は かなり落ち込んでいたが
ジローを預けてから 再び 元気を取り戻していた
(その犬も 杣が高校時代に拾ってきた子犬だったが、、、)


父親にいたっては デジカメとプリンターを買い込み
毎日 同じようなジローの写真を撮っていて
杣が帰省する度に そのアルバムを見せようとする


今でも 時々 ジローに会いに行くが
ジローは 「このオヤジ 誰?」と言わんばかりの
警戒心丸見えの視線を 投げかけてくる
だが 「ヤー セッキヤ! ヤインマー! ネガ ヌグンジ モラッ?」
と韓国語で脅すと 思い出すらしく すり寄って来る

つくづく なんちゃって韓国語で ジローに語りかけていて
よかった と思う


だが ジローは 数年後に 杣のアジトに戻ってくるだろう
それは 杣の両親が 他界する時だろう
願わくば ちょっとでも長く 「その日」が 先になりますように


(広すぎる部屋 完)

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05. 09. 16

ミッションC:アンサンブル歩月

   
   新宿区 ルーテル市ヶ谷


杣は 予定より早めに会場入り
ステージには すでに楽器がセッティングされている
1983年 堀栄蔵氏製作のフレンチチェンバロ

楽器の状態をチェックするために 軽く試奏
違和感があるのだが 原因が分からない
こういう調整なのか、、、それとも、、、

鍵盤を440Hz用にセットして ピッチを確認
えっ?、、、半音高い 、、、あぁ なるほど
鍵盤を415Hz用にしたまま 440Hzに調律したのだろう

と 簡単に説明しているが これは とても危険な状態である
楽器全体には 軽く50kg以上の 余計な張力がかかっている
弦が切れなかったことも 不幸中の幸いである

ホール所有のチェンバロでは 時々 こうした事態がおきる
チェンバロは 現代とバロック時代の 半音ほど異なったピッチの為に
鍵盤が可動するようになっている それを知らずにピッチを合わせると、、、


アンサンブル歩月とは 初めてのコンサートでの調律
無伴奏の2本のヴァイオリンのソナタから
14人全員が参加する協奏曲まで 豊富なレパートリーが並ぶ

弦楽器の他に トランペットやオーボエなどの管楽器も加わる
その華やかな演奏に お客さんも 御機嫌な様子だ
オーボエのテンポは リハより 本番の方が ノリノリになっていた


http://www.shitsunaigaku.com/kikaku/hogetu.htm


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キッチン・ユタ

駅前の 路地の突き当たりに 「キッチン・ユタ」はある
これといった 特徴は 無いのだが、、、
店内には いつもピアソラが 流れている

ただ 時々 とても不思議なことが起きる
全く同じ人物が 二人 
顔も 服装も 声まで同じ人物が 二人いるのである

それも サラリーマン風な男性の時もあれば
若い女性の時もあり 学生の時もある
様々な 同じ姿のペアが ごく自然に食事をしているのである

タカシは 最初は双子が集う店なのかと思ったが
ある日偶然 その秘密を知ってしまった

それは 店内にある 紫色の椅子に座った時に
自分の腕時計だけが 3時間すすんでしまったのである
そう 紫色の椅子に座った者だけが タイムスリップするのだ

これを知ったタカシは 紫色の椅子で早目の夕食をとり
3時間後に 彼女のヨウコを誘って ユタに来た
そこで タカシとヨウコは 3時間前のタカシに遭遇した

「これって どういうこと?」
「うん なんだか分からないけれど タイムスリップするみたいなんだ」
二人のタカシと ヨウコは 3人で不思議なディナーを楽しんだ


ある日 タカシは 最近目をつけていたアケミを 
ユタに誘おうと思い 早目の夕食を食べに来た
アケミには 3時間後に会う約束をしている

そこに ヨウコから携帯に 電話がきた
「今夜は会える?」
「ああ 今まだ会社でさ 今夜は遅くなるから 会えない」

それから しばらくして 駅まで アケミを向かえに行った
ところが 私鉄は 人身事故で ダイヤは大幅に狂っていた
ようやくアケミと会えたのは 3時間以上経ってしまった頃である

「あーお腹ペコペコ! 面白いお店ってどこ?」
「、、、うん 今夜はあんまり 面白くないかも」
それでも 二人は ユタへ向かった

ユタには 当然 3時間前のタカシは 居なかった
ところが 紫色の椅子には ヨウコが座っていたのである
ヨウコは タカシを見つけると席を立ち 近づいてきた

そして タカシと すれ違いざまにささやいた
「会社に ピアソラ かかってる訳ないでしょ 嘘つき!」

ヨウコが 私鉄に投身自殺したことを 
タカシが知ったのは 翌朝の 朝刊だった 
その時 アケミから電話が入った

「昨日の夜 最高に面白かったよ!」


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   今日のオマケ

   http://www002.upp.so-net.ne.jp/hit/rei.htm
   せっかく 涼しくなったので さらに涼んでいただきませう

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05. 09. 15

散乱中!

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♀「あら いやだ こっち見てるわ」
♂「気にするな、、、どうせパパラッチだろ」
♀「なんで 写真なんか撮るのかしら?」
♂「あれだろ たぶん、、、ブログに載せるんだろ」
♀「えっ? それじゃ 全国に私の顔が知られちゃうの?」
♂「そりゃそうさ! 一度映りたかったんだよ ラッキー」
♀「でも なんでデジカメじゃなくて 携帯で写してるの?」
♂「あぁ あいつは貧乏スパイだから 携帯しか無いんだよ」
♀「スパイって何?」
♂「香辛料とかのことだよ」
♀「それって スパイスじゃなくって?」
♂「、、、バ、バカ スパイの複数形が スパイスなんだよ」
♀「なんで複数形だと スがつくの?」
♂「そんなん決まってんだろ!ビートルズとか イーグルスの影響だよ」
♀「でも 内山田ヒロシとクールファイヴは スがつかないじゃない」
♂「そりゃそうだよ だってボーカルは前川清じゃん」
♀「あ っそうか ナルホド!」

杣「納得するな! ゴチャゴチャぬかしながら産卵するな!」

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05. 09. 14

広すぎる部屋 ⑩

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母さんという名の人間は 僕を抱き上げながら
「ジローちゃん淋しいの?でも大丈夫よ 
お兄ちゃんはすぐに迎えに来てくれるからね」
と言ってくれた

僕の父ちゃんは ここでは
お兄ちゃんと呼ばれていた

その代わりに
父ちゃんに良く似た おじちゃんがいる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あれから半年が経つけれど
父ちゃんはまだ迎えに来てくれない

だいたい 
この部屋が広すぎるからいけないんだ

こんなに広くなければ 
父ちゃんは ずっと一緒にいてくれたのに


僕は「広い部屋」を 「広すぎる部屋」
という名前に変えてしまった


(完)

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05. 09. 13

マヌケな人々

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広すぎる部屋 ⑨

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「もうちょっと辛抱してるんだぞ。もうすぐ着くからな」
父ちゃんは 僕を抱いたまま
階段を上がって 別の扉の前に立った

すると 知らない人間がニッコリとして
「まあジローちゃん、良く来たわね」と
歓迎してくれた


僕は別の人間の部屋の中に入って
いろいろ探検を開始した

すると いつの間にか僕のゴハンの皿や
トイレが運び込まれていた 

そして父ちゃんは その人間に
「じゃ 母さん しばらくジローを頼むね
また出張から帰ってきたら連絡するから」と話していた


そして父ちゃんは僕を抱き上げて
「ジローいい子にしてるんだぞ」と言って
今来た扉を開けて どこかへ行ってしまった

僕は扉の前に行って
「父ちゃーん、父ちゃーん!」と叫んだが 
父ちゃんは戻って来なかった

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05. 09. 12

広すぎる部屋 ⑧

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ある日 僕はその部屋の中に入ることができた
なんだか窮屈なせまい箱に入れられたまんまで

箱の窓から見えるその部屋は
他のどの部屋より広かった
だって 部屋の中に空まであるんだもん

父ちゃんは箱を持ったまま
自動車に乗った
すると その自動車の窓から見える景色は
次々に流れていった


僕は 父ちゃんがどうして
ずっとこの部屋にいるのか
やっと分かった
だって とっても楽しいんだもん

僕は やっとこの部屋の名前をつけることができた
「広い部屋」
そう とーっても広い部屋だ 
でも この部屋はどこまで続くのかな、、、


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05. 09. 11

ミッションF:終わらない夏

新座 久保田彰チェンバロ工房


300年程前 イタリアでピアノが発明された
製作したのは クリストフォリ
鍵盤楽器の新しい時代の 幕が上がった

この クリストフォリ・ピアノのレプリカ製作
この夏 これに挑んだ男がいる
久保田彰 チェンバロ製作界の重鎮である

完成間近の ピアノを弾かせてもらった
これが クリストフォリ・ピアノ?と
驚くほど 弾きやすいピアノだった

久保田は 幾つものシュミレーションを繰り返し
オリジナルの設計に アレンジを加えていた
それが 音域や 軽いタッチに 反映されていた

それは チェンバロ製作 20年以上の経験が
資料的価値の高い楽器よりも
音楽的価値の高い楽器を 選択させたようだ

「まだ この部分が納得いかないんだよね」
更に 幾つかの箇所に 改良を重ねるつもりだ
貪欲な程に 楽器のクオリティーを高めようとしている

近い将来 そう ほんのもう少しで
コンサートや録音を 通して
多くの聴取の耳に 接する機会が訪れるだろう


久保田の魂は まだしばらく 熱い夏が 続きそうだ


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   久保田彰 チェンバロ工房
   http://www.mvsica.sakura.ne.jp/eki/kubota/
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広すぎる部屋 ⑦

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僕は 父ちゃんが怒ることをすれば出てくるだろうと
「雷の部屋」のトンネルをもうひとつ作ってみる
でも出てこない

「拷問の部屋」の鍋の中のキムチチゲを
ひっくり返してみても 父ちゃんは出てこない

もっと大きな音がすれば、、、と思って
「つぶやきの部屋」のギターを倒してみる
ドゥォッカーン!グァッチャーン!、、、
それでも 父ちゃんは出てこない

前に 父ちゃんの耳に噛み付いた時
「こらジロー!俺とお前のゴハンは
この耳で食べられるんだぞ!
噛み付くとは何事じゃ!」と
威張っていたくせに、、、

僕の声も聞こえないじゃん
父ちゃんのバカ!アンポンタン!


僕はいつの間にか寝てしまったらしい
気がつくと 父ちゃんが真っ赤な顔をして怒っていた
「コノヤロー!部屋中を散らかしやがって!
俺のキムチチゲ返せ!」

父ちゃんは本気で追いかけてきたけど
僕はちょっぴり嬉しかった
お腹はペコペコだったけど
絶対に捕まらないように追いかけっこをしてあげた


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05. 09. 10

広すぎる部屋 ⑥

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最後の部屋に 名前はまだ無い


父ちゃんが一番好きな部屋で 
とても不思議な部屋だ


僕を放ったらかしたままで
朝から晩までずっと閉じこもっている

時々 カリカリを山のように皿に盛ってくれる
そんな時は 決まって
「今日はコンサートだから遅くなるけど
いっぺんに食べちゃだめだぞ」と言って
その部屋に入って行く

でも 僕はコンサートが何か知らないから
ぜーんぶきれいに食べちゃって 昼寝をしてしまう

でも 父ちゃんはなかなか部屋から出てこない
陽がすっかり暮れて真っ暗になっても
父ちゃんは出てこない

僕はその部屋の扉の前で
お腹が減ったよーと ミャーミャー叫ぶが
父ちゃんは出てきてくれない


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05. 09. 09

広すぎる部屋 ⑤

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僕と父ちゃんがくつろいでいるのは
机のある部屋だ

でも 父ちゃんはうるさい

ギターを弾きながら大声で歌っていたり
小さな箱を耳にあてて独り言を言っている

僕が父ちゃんのヒザの上で寝ていても
いきなり「あーモシモシ 俺だよ俺」とか
箱を耳にあてて 喋り出す

そうかと思えば 急にマジメな顔をして
「あ ハイ すいません ハイ ハイ、、、」と
ペコペコお辞儀をしてみせる


なんと言っても夜中の独り言が一番怪しい
ニマニマしながら
「ヨボセヨ!ナヤ ナッ!オークレ!」
などと意味不明の言葉になる
そして 高らかに笑い ニヤツキ
いつまでも 独り言を続ける

最初は父ちゃんが狂ってしまったかと思ったが
今はもう慣れてしまった


僕はこの部屋を「つぶやきの部屋」と呼んでいる


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05. 09. 08

ピアノ弦への情熱

習志野 鈴木金属工業

ピアノに使ってある弦
それは ピアノ線!
では ありません!!

一般的に出回っているピアノ線と
ミュージックワイヤーと呼ばれている
ピアノ専用の弦は 異なるものなのです

その 製造工程の見学会が
日本ピアノ調律師協会の希望者によって
鈴木金属工業さんの工場で 開催されました

専門的なコトは ここでは省略しますが
弦の素材 その製造工程 などを
丁寧な解説と 現場の見学で 勉強させていただきました

工場サイドの 若手2名 ベテラン2名 による解説は
鉄鉱石から どのようにピアノの弦が作られていくか
懇切丁寧な 内容で 実に充実したひと時でした

何より感動したのは
彼らの 深い理解と その情熱です

若手の方々も 自分の仕事への誇りをしっかり持ち
そして 更に挑戦していく勢いが放たれていて
それでいて リキミも 気負いも無い 自然体な言動に
現場の 物つくりの 情熱が ヒシヒシと伝わってきました

それは 昭和13年から続く 創業者の
ピアノ弦への 情熱を 受け継いでいるのかも知れません

鈴木金属工業は ピアノの弦だけでなく
様々なワイヤーも 製造しており
世界一の 明石海峡大橋のパラレルワイヤーなども
手がけているそうです

さらに音楽的なピアノの音のために
彼らの挑戦は これからも 続くことでしょう

杣は ようやく 金属について
何が分からないのかが
おぼろげに 分かってきたようです

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広すぎる部屋 ④

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ご飯は 台所のある部屋で食べる
父ちゃんは機嫌がいいと缶詰をくれるが
普段はカリカリばかりである

父ちゃんは何を食べているかというと
キムチとか 真っ赤なスープとか
辛そうなものばかりだ
だから ちっともおいしそうに思えない

ステンレスの箸やスプーンを得意げに見せたり
ミドリ色のチャミッスルというものを
ガブガブ飲みながら
「これで俺も 立派な韓国人だ」と
はしゃいでいる

韓国人って ナンだ?


「どうだ ジロー 俺も そろそろ
秘密工作員っぽく なってきただろ?」

秘密工作員って ナンだ?


でも父ちゃんは 僕が悪戯をすると
「そんな悪い子は、電子レンジの刑だぞ!」とか
「冷凍庫3時間の刑だ!」と怒鳴りちらす


だから 僕はこの部屋を
「拷問の部屋」と呼んでいる


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05. 09. 07

広すぎる部屋 ③

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僕と父ちゃんが寝るベッドは
畳の部屋にある

僕がまだ小さかった頃
押入れを出入りするために
フスマに無数のトンネルを作ったまんまだ

父ちゃんは僕が一人で寝ていると
「ジローはいいよな 俺は不眠症なのに、、、」
とぼやいているが
夜になるとお酒を飲んで
すぐにガーガーと寝てしまう

あまりにうるさいので 
僕はしばらく遊んでいる
だから昼間眠くなってしまう
でも 父ちゃんはそのコトを知らない


僕はこの部屋を 「雷の部屋」と呼んでいる


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05. 09. 06

只今 清掃中

神様 「そろそろ地球が 汚れてきたのぅ」

雷様 「はっ それでは掃除させましょうか」

神様 「そうじゃな,,,例のアレで一気に綺麗にしてくれ」

雷様 「はっ クルクルウォッシャーですね?」

神様 「そうそう 君 頼むよ」

雷様 「はっ かしこまりました!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雷様のオフィス...

「皆のもの! 神様のお告げじゃ!
クルクルウォッシャー14号器を 発動せよ!」

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広すぎる部屋 ②

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その隣の部屋に
父ちゃんは 
何故か素っ裸になって入っていく

僕はくもりガラスの向こうで
バシャバシャと大騒ぎをしているのを知っている
時々 鼻歌なんかも歌っている

大騒ぎしていたわりに 
父ちゃんは
スッキリした顔で出てきて
「ジローも入りたいか?」と
御機嫌に話しかけてくる

僕は父ちゃんが出た後に
その部屋に入ってみたが
なんだかベチャベチャして気持ち悪かった

僕は水が大嫌いだ


その部屋は「キモイ部屋」と呼んでいる


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05. 09. 05

さよなら ひまわり

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真夏を 得意気に咲き誇っていた
大好きな ひまわりが
頭をたれて 枯れていく姿が

何だか ミジメで 汚くて 哀しくて 
見ないようにしていたのは
まだ 少年だった頃のこと


ただ 生きていく
その為に 咲き誇り
その為に 枯れていく

受粉の為に 太陽を見つめ
種を蒔くために 大地を見つめる


そんなふうに
潔く生きてゆけない杣は
あの頃より
ひまわりが 好きだ

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広すぎる部屋 ①

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僕の家には、部屋がむっつある
父ちゃんも一緒に住んでいる


一番小さな部屋は、いつも扉が閉まっている
時々父ちゃんが、すごい勢いで駆け込んで行く

僕も一緒に入ろうとするのだが
父ちゃんはすぐに扉を閉めてしまい
僕は扉の外で待っている


ある日 父ちゃんが勢い良く扉を閉め過ぎたせいで
扉が開いてしまった

僕が眺めていると
父ちゃんはズボンを脱いだまま座って
「あっちに行っていなさい」と追い払おうとする

こんな マヌケな父ちゃんの姿
、、、初めて見た

でも僕は その部屋も初めてだったので
中に入って行った

すると なんだかプーンと臭くなってきた

僕はあまりに臭かったので
その部屋を「臭い部屋」と呼んでいる

もちろん 2度と入りたいとは思わない


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05. 09. 04

ミッションC:小林先生と仲間たち

池袋 東京芸術劇場

杣は 自作のチェンバロを
リハーサル室から 大ホールへ移動する
オルガンの調律が終わるのを待ち
チェンバロの調律に入る そして14時半

小林道夫氏が指揮する
東京芸大バッハカンタータクラブの
最後のリハが始まった


35年前に結成された このクラブ
定期演奏会で 指揮をしてきたのは
いつも 小林先生だった

しかし 小林先生が 
このクラブに タクトを振るのは
35周年の このコンサートが最後になる


どう見ても 60代にしか見えない先生であるが
すでに 数年前に 古希を通り過ぎていた

これからは 鍵盤楽器の演奏の為に
もっと自分のエネルギーを傾けたい
そんな情熱が タクトを置く動機と伺った


最後の曲で チェンバロを弾いたのは
現役の芸大生だった
「よかったね、小林先生の指揮で
最後に演奏できて!」

彼女は高揚した声で答えた
「ああ 浪人しなくて本当に良かった!
私 まだ1年生なんです!」


35年前のOBから
今年入ったばかりの学生まで
約百人の仲間達は
アンコールが終わるまで
小林先生の指揮棒に集中していた

その演奏に負けないくらいの
鳴り止まない 熱い拍手が
ひとつの歴史の幕を ゆっくりと下ろしていった

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コンサートの詳細は オルガンを弾かれた
「A線上のアリア」さんが 紹介して下さるでしょう、、、
http://blogs.yahoo.co.jp/gruenestulpchen
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05. 09. 03

東海道誤十三次 ⑭

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 2000/8/28(月) 石部⇒京都 約38km
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16時40分 京都三条大橋 到着
約500km 14日かかって完歩

到着して 達成感や 感動は 皆無だった
むしろ 前日 「京都まで行けるかも!」と
可能性が濃厚になった時点で 最高に奮起した

東海道五十三次の「次」とは
宿場の数だそうだ
杣は 13泊14日だったので 13次だった
それは 予定より1日 遅かった

帰りは新幹線で 2時間半 
あっという間に 東京まで 辿り着いてしまった
文明とは 凄いと あらためて思った

あれから 5年経った
東海道は いろいろ学ぶものが あった

それまで 何かをやる時に
「どこまで 出来るか」 そう思っていた
でも 本当は 「どこで 諦めてしまうか」だった

諦めなければ どこまでも行ける
500kmは 未知なものだけれど
それは 確かに「たった一歩の連続」だった

東海道を歩いている時
友人にこんなメールを送ったらしい
「東海道のバカ!」

本当の馬鹿は いつも自分なのかも知れない
でも それに気付かせてもらった 今では
「東海道 アリガト!」(鳥肌が立つくらいキザ!)

今でも 鴨川のせせらぎと ひぐらしのカノンは
少し発酵しながら 記憶の中で騒いでいる


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   今日のオマケ

   http://www.remindermailer.com/
   できることなら2000年8月28日にメールしたいんですけど、、、

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05. 09. 02

手紙

オフクロから手紙が来た

4枚もあった

オヤジや アネキや 猫のジローのこと

そして 杣の健康などを心配してくれていて

その行間からは

オフクロが 本当に元気なのかは

ちっとも 分からない

あと何回 手紙が来るのだろうか

あと どれくらい

息子でいられるのだろうか

仕方無い

猫の顔でも見に行くか

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東海道誤十三次 ⑬

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2000/8/27(日) 関⇒石部 約41km
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜中に何度も目が覚めた
朝は5時に出発 

東海道を 何故歩きたくなったか、、、

それは トラクス こと 山葉寅楠

今や 世界のヤマハとなった 旧日本楽器
その創始者が 他ならぬ 山葉寅楠だった

1887年7月15日 浜松
トラクスは初めてアメリカ製のオルガンに出会った
そして 修理の依頼を受け 
修理の傍ら その仕組みを図面にして
2ヶ月後には 日本初のオルガンを製作してしまう

そのオルガンを 東京の(現在の芸大)先生に 見せに行く
当時 鉄道は東京から小田原までしか 開通していないので
浜松から 小田原まで 寅楠は オルガンを担いで行った

トラクスは 箱根を オルガンを担いで越えた
「何故 それほどまでして、、、」
そんな彼の 情熱を 確かめたかった

杣は 当たり前のように 調律師として
日々を過ごしているが
極東の 日本に
これだけのピアノが存在し
これだけの音楽家が存在する その原点に
トラクスは 存在していた

その 「当たり前の重み」を 確かめたかった
箱根を越えて トラクスの足跡を辿りたかった
ただ それだけのことだったのだが、、、

当たり前というものは 過去が作りあげる錯覚
その瞬間には ただ 挑戦と情熱しかない

明日 京都に辿り着ける!
そうだ 京都 行こう!

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今日のオマケ

   http://www.yoshidaga.com/huge.html
   人間は 何故か 巨大なモノに憧れる、、、

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05. 09. 01

東海道誤十三次 ⑫ 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2000/8/26(土) 四日市⇒関 約27km
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
足は 完全に復調している
もしかしたら 京都まで歩けるかもしれない、、、
初めて そんな気持ちが かすかによぎる

リュックの中には 電子温度計を入れていた
その日の最高気温を 記録に残していた
最高気温は 前日の41度、、、暑いわけだ

亀山がローソクの産地だと 初めて知った
8月に稲刈りをしていて 驚いた
三重県は この旅で 一番 人間が温かかった

関に到着するが 宿が どこも満杯
歴史的な町並みが残る 情緒のある街
夏休み最後の週末 宿は どこにも空きが無かった

この旅 初めての野宿
道の駅の ベンチをベッドに見立てる
8月なのに 寒くて 新聞紙と
ゴミ袋用のビニールを 体中に巻きつけた

少し ミジメな気分になって
京都が 少し遠く思えた
でも 少し ワクワクもした

明日は鈴鹿峠
ツーリングのアンちゃん達と
道の駅で 野宿した

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   今日のオマケ

   http://hanihoh.com/love/
   いやー 怖いですね。 結構 当たってますね、、、閑人の結果↓
   http://hanihoh.com/love/result.cgi?checkname=%96%BC%96%B3%82%B5&encodedcheckname=&username=%96%5E+%8A%D5%90l&year100=19&year10=6&year=8&mon=5&day=30&sex=0&7c135=1x-nzx-gxnz&11r0189=3xizxszxszxgz&12r25789=2x-izzx-pzxizx-rzxpz&13r1248=1x-nzxyzx-kzx-nz&14r058=3xyzx-yzxpz&16c157=1xszxszxsz&18r05678=5x-igx-izx-szxzx-gz&34r39=1x-izzxsz&35r3589=2x-nzx-gzxszx-gz&36r07=2x-szx-gz&37r245=2x-gzxrzx-gz&38r68=2x-szx-sz&39r01=1xszx-nz&40r34=2x-pzx-nz&41r478=2x-nzxszxsz&42r34=2xyzxyz&43r4=2x-rz&19r1368=2xigxgxsgxig&20r1368=1x-yzxrzxizzxsz&21r1368=1xnzx-nzx-yzx-nz&22r1368=3xzxzxzxz&23r1368=5x-nzxizxpzxpz&24r0128=5xpzx-pzxzx-pz&25r267=6xzxzxz&26c2589=1xgzxgzxhzxhz&27c2568=1x-gzx-gzxhzx-izz

   ナンじゃこれ↑

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