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05. 08. 19

東海道誤十三次 ⑤

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 2000/8/19(土) 由比⇒焼津 約38km
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さて 東海道に詳しい方や 実際に歩いた方は
本日の目的地  「焼津」 という地名を見て
「ハテ 昔の東海道に 焼津は無いはずだ、、、」と
思われるかも知れない

そう 旧東海道では ここは山側のコース
丸子(静岡市)岡部(志太郡岡部町)を通るのだ

がしかし 杣は あえて 海側のコースを取っている
これには 勿論 理由がある

今回の遠足では どこでリタイアするか分からないし
確実に 予定日に 目的地まで辿り付く自信が無かったので
宿は 予約無しの 行き当たりバッタリで 決めていた

そこで重要なのは    「宿がある」    ということだ

旧東海道の岡部には 鉄道が通っていない
鉄道の駅近辺というのは 大抵 宿がある

そう 岡部は 確かに観光地かも知れない が
観光旅館があったとしても
当日の飛び込み客や 一人での宿泊は 難しいことが多々ある
それで 海側のルートを選択せざるを得なかったのだ

で 海側のルートを通ってみて 
何故 当時(江戸時代) 海側のルートをとらずに
わざわざ 峠越えの 山側の道しか無かったのか よく分かった

焼津に入る手前に 「大崩海岸」という所がある
ここは その名の通り 海まで山のガケが 突き出しており
現代の技術をしても 以前に作られた道路が 大崩していたほどの難所である

今は 海にせり出すかたちで 新たな道が 作られている
そして 狭いトンネルを抜けて ようやく焼津に入れる (何度も轢かれかけた)
東名高速道路では「日本坂トンネル」の場所にあたる (あの長ーいトンネル)
江戸時代の工事技術では とても道を作ることなど 不可能だったろう

この東海道の回想録は「東海道誤十三次」と題してある
そう ここで少しだけ ルートを変更したため
「誤った東海道」という意味で この名称にしたのだ
(「十三次」の意味は 後述するとしよう)

この日 もうひとつエピソードがある
焼津といえば 刺身 (なんつっても 漁港ですから)
で 駅前のスーパーで 刺身の盛り合わせなんかを買ってきちゃって
宿で食べようとして あけてみる、、、 いざ!!、、、(えっ???)
しょっ 醤油が  なっ 無いんですけど 、、、、(ガーン!)
今から もう一歩たりとも 歩きたくなんかない!(イヤイヤ ! 絶対イヤ!)
かと言って 宿の人に醤油を借りる 勇気も無い!(天下の小心者!)
今夜は 味無しの刺身か、、、(トホホ)

しかし 名案が浮かんだ
杣は 熱中症を避ける目的で 
確実な水分補給のため 「塩」を携帯していたのである
その塩で 刺身を食べてみると、、、うまかった(ホッ)

ちょっと 今回は長くなってしまった (ミアネヨ)
この日 焼津到着は なんと19時半
今までで 一番長い遠足になってしまった、、、

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   今日のオマケ

   http://www.asahi.com/business/update/0818/084.html
   「いよいよ こんな時代がやってきたんですね
   地球から見える月は いつも同じ面なんだそうです
   もし 110億円あったら 見たことの無い 裏側に行ってみたいですな
   片道料金なら、、、55億円?、、、んなの無いか、、、  明日は満月!」

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